ミョウバンの効果と安全性を顔用制汗剤と比較

顔の汗はミョウバンで止められる?

 

顔の汗を抑えるために、ミョウバンを使うのも一つの有効な方法と言われています。ミョウバンというと漬物用の調味料であったり、体臭予防に使われるものと思われがちですが、それ以上に皮膚の収斂作用によって汗腺を引き締める効果があるんですね。その結果、ミョウバンを塗った個所の発汗量は格段に減るわけです。

 

一説によると古代ローマ人も汗と体臭を抑えるために使っていたことから、ミョウバンは世界最古のデオドラント剤としても有名になっています。まぁ、実際にそんな文献は見当たりませんので、実話かどうかはわかりません。がしかし、古くからデオドラント剤として使われ続けているのだとすれば、それだけ汗を抑える効果が高いことの現れなのかもしれませんね。

 

さて、そんなミョウバンは顔の汗を止めたい方にもオススメ。その理由はミョウバンが肌に塗った時にもたらす3つの作用にあります。

 

  1. 収斂作用
  2. 皮膚を酸性に保つ
  3. 酸化還元反応

 

顔の汗を抑える効果として注目したいのは、1番目に挙げた収斂(しゅうれん)作用です。これはミョウバンを塗った箇所の汗腺(汗が分泌される腺)を引き締める作用のこと。顔に塗った時には額や頬などに分布する汗腺を塞ぐことができるんですね。これにより、顔から出る汗の量が格段に減るというわけです。

 

ちなみに、皮膚を酸性に保つ作用と酸化還元反応は主に、消臭効果をもたらす作用です。顔の皮膚が酸性に保たれれば汗に含まれる皮脂を好物にしている雑菌の繁殖は抑えられますし、酸化還元反応には臭いの成分を中和する働きがあります。これら3つの作用からは顔の汗から出る臭い対策にも使えますね。

 

一般的には粉末状にしたミョウバンを顔に塗布したり、水に溶かして酸性の性質を利用する方法もあります。顔の汗だけを抑えたい方なら粉末状のミョウバンを、臭いも抑えたい方なら水に溶かして顔に塗れば効果的です。

 

ミョウバン水の作り方は超簡単!

 

  1. 市販のミョウバンを購入する
  2. 1.5リットルの水に溶かしてシェイクする

 

ミョウバンはスーパーや薬局で100円〜400円程度で購入できますし、1.5リットルの水は大型のペットボトルの水を買えば必要な材料が揃います。さらに100均などでスプレーボトルやコットンを購入すれば、顔汗対策用のミョウバン水として使いやすくなりますね。

 

品質の保持期限は、冷蔵庫に保管しておけば1ヶ月程度は維持できます。ただし、防腐剤等が含まれてない点、夏場は傷みやすい点から、2週間程度で新しい顔の汗用ミョウバン水を作り直したほうがいいかもしれません。

 

ただし、一つ注意点がございます。私のように多汗症レベルの顔汗に対してはあまり有効ではありません。その場合は素直に医師に相談するか、顔汗用のデオドラント剤を利用したほうが効果が高いと思われます。

 

ミョウバン水は安全性も高い

 

顔に塗った時やスプレーとして吹き付ける場合に懸念されるのは危険性ですよね。例えば目に入ってしまった時に視力の低下や失明の恐れはあるのか。経口摂取のとき話題になったアルツハイマー発症のリスクは高まるのか、については私たちも気になるところですよね。

 

まずは視力低下や失明の恐れについては心配いりません。そもそも、ミョウバンは洗眼にも使われていたほど安全なものなので、目への安全性は確保されています。

 

参考元:第50回 「魔法の粉!」ミョウバン│一般社団法人 軽金属学会│The Japan Institute of Light Metals

 

ミョウバン水を使い続けるとアルツハイマー発症リスクが高まるのかという点に関しては、おそらく食品添加物などの形で経口摂取した場合の問題と混同している方が多いからなのでしょう。ミョウバンを構成する金属にアルミニウムが含まれており、これが過去にアルツハイマーの発症と関係があると報道されたことがあります。

 

しかしながら、それはあくまで食品添加物として経口摂取した場合や、アルミニウムを利用した調理器具などから溶け出した場合のこと。しかも、今ではアルツハイマーとの因果関係は無いとされる研究報告が出ています。顔汗用としてミョウバンを使う場合、肌から直接内臓へと浸透することはありませんし、それが脳へ到達されるものでもないようです。

 

参考元:アルミニウムに関する情報|厚生労働省

 

というわけで、顔の汗を止めたい方にもミョウバンは試す価値のある成分のひとつとして検討してみるといいかもしれません。ただし、多汗症レベルの顔汗には効果が低いことも併せて覚えておいてくださいね。