ツボ押しは日常の顔汗対策には使えない

素人には無理!顔の汗とツボ押しの効果

顔の汗を抑える効果があるとされているツボは3つあります。一つ目は後渓(こうけい)といって、手の平の感情線の外側(小指の付け根の下あたり)にあるツボ。二つ目は陰?(いんげき)といって、小指側の手首から指2本分下がった位置にあるツボ。三つ目は合谷(ごうこく)という人差し指と親指の付け根から体に向かった延長線上で交わる位置にあるツボ。

 

後渓(こうけい)の場所 陰?(いんげき)の場所 合谷(ごうこく)の場所

 

どれも顔の汗を止めたい方には有効なツボとして非常に効果の高いことから、日本では整体師はもちろん皮膚科でも患者さんに教えている医師もいるほどです。実際に私もデオドラント剤を使って顔の汗を抑えるまではツボ療法のお世話になっていました。即効性はないものの、コツさえつかめばどこでも簡単に取り組めるし、お金もかからないことから毎日のように実践していました。

 

いや〜、凄いものですね。私自身も顔の汗を抑えるツボを学ぶために、知り合いの整体師に具体的なやり方を教わってきました。専門家に教わると、ツボを押す力加減なども学べて、それ以降は自分で再現できるようになりました。で、実際に仕事の場でもプライベートでも顔から汗が出そうな機会がある時にはかなり役に立ったものです。

 

しかしです、顔の汗を抑える効果が非常に高いツボ療法にもちょっとした欠点があるんです。

 

ツボ療法は短時間しか顔の汗を止められない

その欠点とは、持続性がないこと。ツボを押してから数分間はピタリと顔の汗を抑えることができます。それはまさに、爽やかな表情が蘇ってくるほどの効果で、他人に見せたくなるほど。仕事で取り引き先の担当者と握手する際などでも顔の汗が気にならなくなるほど抑えることができるんです。

 

でも、ツボによる制汗効果は長続きしません。顔の汗を抑える効果はせいぜい5分くらいが限度です。リラックス効果も薄れて緊張感が増し、それに伴って緊張性の発汗が始まり、不快な症状を抑える効力はものの見事に消失してしまいます。

 

後谿を押した時の制汗効果が失われると、次に陰?を押してみる。それで顔の汗を抑えることが出来なくなると、今度は合谷を押してみる。こういう風に3つのツボをローテーションしていくと顔の汗も抑えることができるのですが、私はこの時点でふとある重大な事に気づきます。

 

それは、自分と相対する人が不審に思い始めるんです。私とお話しをしている相手は「この人、手のあちこちを揉みながら話してるのは一体何?」と・・・。相手の立場によっては失礼なことをされていると感じてしまうかもしれませんね。

 

そりゃそうですよね〜。話しをする度に顔の汗を抑えるツボを押しながら、しかも押すツボの位置をあちこち移動しながら話してるんですから、相手が不思議に思うのは仕方のないことかもしれませんね。これなら、顔に汗が出始めた時にタオルで拭いたり、「空調の利いた部屋で話しましょうか」と誘導した方が効果的な対策になると思います。

 

顔の汗を抑えるツボ療法はプロの指導を受けてから

 

顔の汗を抑えるツボに詳しい整体師

私がツボによる顔の汗対策に失敗した理由は、素人レベルだったからだと思います。冒頭でも説明したように、一応は整体院でツボ療法のコツを教わってはいましたが、それでも整体師さんや鍼灸師さんのようなプロの技術と同等レベル汗を抑えることなど難しいのですね。

 

それでも、日常レベルでの顔の汗を抑える方法としてのツボ療法は素人レベルでも十分な効果がありました。なので、デートや面接などといった緊張しやすく顔から汗が出やすい方で、尚且つ多汗症ではない方であれば、ツボを押す対策法で十分すぎるほど抑えることができることでしょう。

 

ただし、プレゼンや取引きなど仕事での重要な場面で顔の汗を抑えたい場合は、なるべく整体師や鍼灸師など、治療経験の豊富な専門家からツボ押し療法の指導を受けてから実践に移したほうがいいと思いますよ。

 

もしそれでもダメなら顔用のデオドラント剤で抑える方法を検討してみてはいかがでしょうか。顔に塗るだけで皮脂によるテカリや化粧崩れを抑えることができるから簡単で且つ効率的ですよ。